「・・・何切ったっていいぢゃない!」
確かに何を切ってもかまいません。でも!
何を切るかによってその人の美学が現れます。
ひたすら確率を信じて打つ人、夢を追う人、強気でブンブンいく人、常に安全牌を用意しておく人・・・。
様々な打ち筋、性格が見れます。
乱暴に、単にいらないから切る!ではなく、その1打の思い入れや自分の美学を味わいながら麻雀をすれば、
もっと楽しくなりますYO。
第1問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
手作りの基本。とある時の
はまったくの不要牌。
ここから順調にいけばピンフになる。
第2問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
ポンすれば1ハンつく字牌は便利な代物だけど、タンヤオ・ピンフになったらもういらない。
字牌よりもタンピンが格上なのは麻雀の掟。
第3問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
ピンフのみでも役牌のみより格上。
役牌はポンできることがメリットだけど、ピンフは受け入れが広く待ち牌が枯れてしまう可能性も低いため、
役牌を待つよりもテンパイの確率は高く、安定している。
初心者によく見られるのが、切りで
ポンの1000点。
鳴くことは、手を狭めることになるし、それだけリスクを負っているということを理解しておきましょう。
第4問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
リャンメンのを残して、悪形の
か
を捨てるんだけど、
カンチャンとペンチャンならペンチャンを切るのが麻雀の掟。
カンチャンは、後に1手でリャンメンに手変わりする可能性がある。(この場合、引きでリャンメンになる)
他家に対して危険牌となりやすい牌、つまり真ん中に近いから切っていく。
第5問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
2組のはイーペーコーを狙えるし、暗刻になるかもしれないが、その確率は高くない。
を残しておいたほうが、はるかにあがりに近い。
をアタマにしたピンフ狙いが最善の策となる。
第6問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
ホンイツとトイトイならホンイツを選ぶのが基本。
トイトイに発展性はないけど、ホンイツにはホンイツトイトイになる可能性がある。
ただ、明らかな一色手は牌を絞られることになるので、あがりを重視するなら切りで
が出てくるのを狙う。
第7問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
イッツーとサンシキの選択問題。
ここからサンシキを選べば、ツモなら
切りで234のサンシキでテンパイ。
ツモなら
切りで345のサンシキでテンパイ。必ずサンシキでテンパイできる事になる。
タンヤオもつくからイッツーを選ぶより1ハン高い。
を引いたら、酒飲んで寝る。
第8問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
ピンフ作りのセオリー問題。形によってリャンメンへのなりやすさが違っている。
この場合なら、「4枚連続>腹ボテ>端くっつき」となる。
( >
>
)
第9問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
ダイサンゲンをあがりきるのは、ここからは結構手間がかかる。
それよりを切って手広く構える。
役満なら、ダイサンゲンよりスーアンコウの方が狙えそう。
第10問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
234のサンシキを狙ってを切ると、いい形になるのは
を引いた時だけ。
ツモでもカン
待ちの悪形が残り、
引きは最悪。
サンシキを捨てて切りなら、タンピンは確定し、
を先に引けばドラも活かせる。
「不確定なサンシキより、確定したピンフ」が、麻雀の掟。
第11問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
単騎待ちなら、の腹ボテ形よりも孤立牌の形を選ぶ。
そもそもの枚数が1枚多いし、リャンメンに変化する可能性でも劣らない。
また、切り出すことになった時の安全度も高い。
切りでカン
待ちにするのは、リャンメンに変わる可能性がなくなってしまうので論外。
第12問
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ツモ![]() |
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切り
テンパイへの近道は切りだけど、あがりにくい
のペンチャンを残すよりマンズの伸びを期待したい。
ペンチャン外しとする。ただし、この場合はタンヤオの可能性があるのでから切る。
第13問
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ツモ![]() |
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切り
よりも
の形を選ぶ。
を先に引くとカンチャン待ちになってしまうリャンカンよりも、
シャンポンからリャンメンへの変化を期待するのがピンフ作りの安定ルート。
引きでピンズが変化する形の先にドラがあれば尚更。
このような手牌では、アタマを固定してしまわないのが上級者の打ち筋。
第14問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
マンズの一通と789の三色の両テンビンに構える。
を切ってリーチだと待ちがドラ筋になってしまい、あがれる可能性が低い。
テンパイをとらずに、引きを待った方があがれる可能性も高く、威力でも上。
第15問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
を切って
のシャンポン待ちに取ると、上がりにくいしピンフへの変化も少ない。
またリャンペーコー志向の切りは、テンパイを崩す割にはテンパイチャンスが少ない。
だがここでを切っておけば、受け入れが非常に多く、リャンペーコーに移行する可能性も残っている。
第16問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
を切れば
引きでタンピンドラ1、
引きでピンフドラ2と、
いずれもリーチをすればマンガンが確定する。
切りは
を引いた時にマンガンが確定せず、
切りはほとんどマンガンが確定しない。
ここはイーペーコーの芽を摘んでを切るのがもっとも効率的。
この形をさばけたら正真正銘の上級者。
第17問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
これだとを引いてきても、1手遅れとはなるがピンフイッツーの好形イーシャンテンになるし、
すべてのツモに対応できる。この手でマンズに手をかけるのはまだ早い。
第18問
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切り
が重なればを
切っていってタンヤオに振り替えられるし、
ツモで
の「リャンメン+カンチャン」の好形になる。
第19問
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ツモ![]() |
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切り
純チャンのテンパイには切りが早いけど、
ツモだとドラ単騎待ちになってしまうのでやっかい。
むしろツモの可能性を残したほうがいい。
運良く、その後もしドラのをツモってくるようであれば、
まで狙いたい。
第20問
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ツモ![]() |
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切り
を切れば必ず345か456のサンシキでテンパイになるが、サンシキが確定するのは先に
を引いた時だけ。
その代償としてイーペーコーの芽も無くなり、ドラのも受け入れられなくなってしまう。
ここは345の三色を見切って広く構える。
第21問
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切り
ジュンチャン、サンシキ、サンショクドウコウ、イーペーコー、トイトイ、そしてサンアンコウと、鼻血あふれる手牌。
考えられる打牌は、といったところ。
それぞれ何の役が潰れ何の役が生きてるかを表にしてみると、こうなります。
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一見切りが一番いいように見えるけど、
引きのデメリットが大きすぎる。
また、切りで対子形に固定してしまうのは実戦的ぢゃない。
残るのは切り。どちらも純チャン三色イーペーコー狙いだけど、こういう時はデメリットの大きい方を切る。
切りのデメリットは
引き。(2種類・全部で3枚)
それに比べて切りのデメリットは
引き。(3種類・全部で8枚)
圧倒的に切りの方がデメリットとなる牌を引いてくる可能性が高い。
切りが一番失敗の可能性が低く、期待値としても高くなる。
第22問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
この手は何を切ってもデメリットは付き物で、確率も五分五分。ならば、この手の最高形を目指す。
つまり切りで、ドラの
を引いての567のサンシキ。これがこの手牌の最高形。
仮にを引いても、567のサンシキでテンパイできる。
第23問
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ツモ![]() |
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切り
ドラをポンしているので、あがりやすさを優先する。
ここからトイトイを目指すようでは、上級者とは言えない。
第24問
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ツモ![]() |
ドラ![]() |
切り
サンシキにこだわるよりも好形を残してあがりやすくする。を引けばマンズも好形になるので
から切る。
第25問
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ツモ![]() |
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切り
アタマをに固定し、678か789のサンシキを狙うのがマンダム。焦って
切らないよーに。